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母猫はいますか?
とても小さな子猫たちを見ると、誰しもが驚き心配になると思いますが、その子猫たちが捨てられて一人ぼっちだとはすぐに思い込む必要はありません。母猫はしばらくの間(通常2時間以内)狩りに行ったり、トイレに行ったり、少し散歩等に出かけることがあります。数時間後に子猫たちを確認し、母猫が戻ってきているかどうかを確認してみてください。帰ってきたとき、帰ってこないときどちらの状況でも何をすべきかを次に説明しましょう。
もし母猫が近くにいる場合
まずは安全を確保しましょう!
私たちがオフィス猫のPixi(ピクシー)まず、母猫が子猫たちのために安全な場所を選んでいるかどうかを確認してみてください。例えば犬や有毒な物質など、周りに危険がある場合は、それらを取り除くようにしてください。子猫たちがすでに安全な場所にいる場合でも、屋根がない場合はシェルターを作ってあげましょう。これは、プラスチック製の箱にフタをして、側面に穴をあけただけのシンプルものでも構いません。快適さを高めるために毛布を入れたり、寒い気候の場合は断熱材としてわら等を入れることも忘れず行った方がいいでしょう。
わざわざ子猫をシェルターの中に入れてあげる必要はまったくありません。この作業は母猫に任せて大丈夫です。母猫はきっと喜んで子猫たちをこの新しい、安全で快適な場所に移動させるに違いありません。子猫に直接触れたり動かしたりする行為は、最終手段だと思って下さい。子猫たちが危険にさらされている場合等だけです。
母親が一番よく知っている
「母親が一番よく知っている」というのは、人間と同じように猫にも当てはまります。子猫たちを遠くから見たときに健康で活発で、安全な場所にいると感じた場合、あなたにできることは母猫に快適な環境を与えてあげることだけでしょう:新鮮な水とフードを与えてあげてください。
母猫が野良猫である場合は感謝の気持ちは表現できないかもしれませんが、きっとその母猫はあなたの努力に感謝してくれることでしょう。分からないことは自分の家の庭で同じように子猫を見つけた経験のある元同僚のアンに尋ねてみてください。
見守りと里親探し
子猫たちにあまり干渉しすぎない方が良いですが、健康状態には注意を払うことが重要です。何か問題があると感じた場合は、子猫を母親から引き離す前にまずは獣医に相談してください。
その子猫たちを自分で飼う予定であったり、友人に譲る予定がある場合は、母猫との信頼関係を築く努力をするのがなにより大切です。信頼関係が築ければ、子猫に触れられるチャンスも訪れるでしょう。
子猫の里親を探すつもりであれば、子猫を母猫から離すことができるのは少なくとも生後8週間が経過してからですが、できれば生後13週間以上経過してからの方が良いことを知っておいてください。生後12〜14週間で、子猫たちは完全に新しい家族のもとで過ごせる準備が整います。
捕獲ー去勢・避妊ー返還
子猫を自分で飼う場合でも、ずっと住むおうちを探す場合でも、野生で暮らしていく場合でも、新しい環境に行く前に避妊手術または去勢手術を受けさせることが非常に重要です。これは、望まない出産を防ぐ唯一の100%効果的な方法です。
子猫が野良猫の場合は、地元の動物愛護施設にTNR活動や地域猫活動と呼ばれるものについて尋ねてみてください。これは、保護団体が野良の子猫を保護し、避妊手術または去勢手術を行い、手術の傷が十分に癒えた後に地域に戻すというサービスです。
もし母猫が近くにいない場合
もし子猫たちを約6時間見守っても、母猫がまだ戻ってこない場合、最悪の事態を心配しなければなりません。母猫は通常、子猫から離れて2時間以上も留守にすることはないので、かわいそうな子猫たちは捨てられてしまった可能性が高いのです。
もしあなたに里親になる時間と知識があれば、その子猫たちを育ててあげることは本当に素晴らしいことです。子猫が増えるシーズンには、保護団体やシェルターには捨てられてしまったり、孤児となった子猫で溢れかえってしまうので、人手が足らず、お世話ができる人がいるのは大歓迎です。
子猫たちがまだとても小さく、病気や弱っているように見える場合は、獣医での診察を受けて、必要な治療をしてもらうようにしましょう。